◆本文の前に脱ステについて◆

このブログは脱ステロイドを推奨するためではなく、今脱ステで苦しむ方々の励みとなり、役立てればと始めましたことを、あらかじめご理解いただければと思います。
それでは本文へお進みください^^

自己流は危険?!脱ステロイド療法をするなら皮膚科通院をオススメする3つの理由

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脱ステロイドをする方は、皮膚科治療への不信感を持っていたり、自然療法だけを選択したいことから、自己流でおこなう方も多いのではないでしょうか。

私自身も脱ステを始めた当初、自己流でイケるのではないかな?と甘く考えてひとりで試行錯誤していました。
ですが、2週、3週と時間が経過するに従い、脱ステの離脱症状もひどくなり、
「このまま治らなかったらどうしよう」
と不安に駆られることも多くなったのです。

そんな中で、様々なブログを読み漁り、気になる皮膚科をいくつか見つけて、それぞれのクリニックのホームページから治療方針などを読み、家から車で1時間ほどのクリニックへ。

医師にお話を聞いていただきながら、自分の症状が自分だけでない安心感を持ち
よくなっている人がたくさんいると感じられ、未来に希望が持てました。

また、看護師さんや同じ悩みの患者さんが、
「辛いわね、頑張りましょうね」
と声がけしてくださることで励まされて心強く感じるだけでなく、
他の患者さんがどのような経過を辿っているかなどの有益な情報収集にもなりました。

病院に行かなければ、脱ステを諦めていたかもしれません。
ですが、病院をオススメするのはその心理面ではなく、もっと他の理由があるのです。

本日はなぜ病院へ行くことをオススメするのかについて記事にしてまいります。

アトピーの薬はステロイドだけではない!内服薬の処方や治療の選択

脱ステロイドをしたら、薬は必要ないとお思いではないでしょうか。
実際、私はただ、時間と炎症が過ぎるのを待っていました

ですが、皮膚科を受診するとこれらの薬が処方されました。
・抗炎症作用のある薬(ビオチン)
・腸内環境を改善する整腸剤が2種(酪酸菌)
・睡眠のための痒み止め2種(抗ヒスタミン剤)

どれもアレルギー反応を抑えるためのものです。

それまで、外側からのケアばかりを考えて、内側からのケアは食事療法などで行っていましたが、
今考えると、食事だけで炎症を起こしている身体に必要な栄養を摂るには無理がありました。

また、夜一睡もできずに明るくなった頃に眠くなるなどの不眠が何よりも辛かったので、
眠気も誘発する抗ヒスタミン剤の処方もありがたかったです。
(とはいえ、私にはあまり効きませんでした^^;)

また、私が通っていた医院は、医療レーザーによる光線療法を行っておりました。
この療法を行った直後はとても痒く感じるのですが、肌が柔らかくなり、翌日が楽なのです。

このように、自己流で行っている以上の選択肢が増えたことで、今まで以上に前向きに取り組めるようになりました。

脱ステ中に感染症リスク(毛包炎)にいち早く気づいて抑える!

脱ステを始めて2ヶ月目頃でしょうか。
小さなニキビのような、白い塊が身体にポツリポツリとでき始めました。

あまり深く気に止めずにいましたが、診察の時に何気なく先生に見せると
「黄色ブドウ球菌の毛嚢炎(毛包炎)だね」
と抗生物質が処方されました。

「自然に治らないのですか?」
と食い下がったところ、
「どちらでもいいけど、たくさん出来ても嫌でしょ?」
とのことで、抗生物質を飲むことを選びました。

脱ステ中はバリア機能が弱まり、皮膚表面に傷口も多い事から感染症リスクが上がります
今回は毛包炎ですみましたが、とびひや帯状疱疹、蜂窩織炎などになったら素早い対応が必要になります。

脱ステを選ぶ方は、強いお薬を好まないかたも多いかもしれませんが、
感染症は自然療法でどうにかできるものではありません。
症状が出た時に新たに病院を見つけてかかると、脱ステ自体を否定される可能性が高いです。

症状の為に一時的にステロイドを使いましょうならまだしも、
全否定されてしまうと、ショックも大きいのではないでしょうか。

そのため、気軽に相談できるお医者様を見つけておくことを、心からオススメします。

アトピー悪化で万が一の休職!傷病手当金申請は医師記載書類が必要

私は脱ステを始めた当初、幼児教室の講師でした。
見た目はボロボロでも、子供たちは懐いてくれていて、
「なんで皮が剥けてるの?」
「なんで白くなっているの?」
などと言われながらも、授業は頑張ってくれていました。

また、親御さんからも
「辛いでしょうに、その状態でも子供達と楽しそうに過ごしている先生に励まされます」
という言葉をいただき、私が励まされました。

皮膚科の先生も
「偉いね。仕事出来そうなら頑張ったほうがいいよ」
と背中を押してくれました。

なので、仕事を続けるつもりでしたが、全く眠れないことが続き、
0〜3時間ほどの睡眠で這うように職場へ向かう状況でした。

脱ステからひと月経つ頃には本格的に起きれなくなり
授業に間に合う時間に合わせて遅刻し始め、
授業がない日はお休みすることが増え、
それから半月後、さらに声が出なくなる風邪をひきダウン。

その風邪をきっかけに全く仕事に通える状況ではなくなり、
上司と相談してしばらく休職することとしました。

仕事に行きたいのに行けず、迷惑をかけているという思いで自分を責めていましたが、
先生に仕事を休むことにしたと告げると
「いいよ。辛かったね、休みなさい」
という言葉の後に
「傷病手当の書類必要なら書くからね」

そんなこと、全く頭になかったので、
「え?申請できるの?!」
とちょっとびっくりしました。

ですが、休職してお金どうしよう…という不安もあったので、
「そうか!申請できるのか!!」
と安心したものです。

仕事は出来そうで、したければしていた方が気も紛れるかと思います。
でも、本当に無理になった時に、休職という選択肢があることは
大きな心の支えになるのではないでしょうか。

とはいえ、申請してから実際に手当が振り込まれるまでは審査もあり、時間もかかります。
傷病手当金が貰えるからと休職することはあまりオススメしません。

自分に合った医師を探して

以上が通院をオススメする3つの理由でした。

お住いの地域によっては、脱ステを推奨している病院はなかなかないかと思います。
ですが、親身にお話を聞いて、意思を尊重してくださるお医者様はいるのではないでしょうか。

また、今私が通っているのは、今回ご紹介した病院とは違う病院です。
最初に通った医院も、素晴らしい医院でした。
ただ、症状の変化とともに、今の自分に必要な治療は何かを考えた時に、
病院を変えることを選択しました。

後日改めて、症状や状態に合わせた病院の選び方についても記事にしたいと思います。

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