脱ステロイドの記事を見ていると、脱風呂・脱保湿って言葉がよく出てきますよね。
でも、脱風呂や脱保湿に踏み切れないかたって多いのではないでしょうか。
また、お医者様によっても見解は分かれるので、するかしないかは迷われるのではと感じています。
私自身も脱ステを始めた当初は、お風呂や保湿剤をやめるなんて怖くて考えられず、
お風呂で皮膚を流し、アルガンオイルなどの天然オイルなどを使用していました。
そんな私が脱風呂・脱保湿を取り入れたのは、脱ステを扱っている皮膚科の先生の言葉。
恐る恐る始めた脱風呂・脱保湿ですが、結果的には実行して良かったと感じています。
でも、脱風呂・脱保湿をずっと続けなくても良いとも思っているのですね。
(過剰保湿はしないほうがいいですが)
そこで本日は、脱風呂・脱保湿をすることの意味(メリット)と注意点(デメリット)を実際に行ってみての経験談と、
また脱保湿から保湿へ切り替えたタイミングとその理由と現在の肌状態について
写真も交えながらご紹介したいと思います。
脱ステロイドのためになぜ脱風呂・脱保湿をするの?!意味と実際にやったこと経過をそれぞれに紹介
脱ステを初めて1ヶ月が経つ頃、自分ひとりで行うには限界だと感じて
家から車で1時間かけて脱ステを推奨する医師がいる皮膚科を訪れました。
そこで先生から脱風呂・脱保湿と脱糖質の指示をいただきました。
(脱糖質については他の記事もありますので割愛します)
脱風呂・脱保湿については聞いたことがあり、
沢山の保湿剤や軟膏を最低限に減らしはしたものの、
当初の震えるほどの冷えからお風呂なしなんて考えられず、
保湿剤を完全にやめることも怖く、
いくつかの天然オイルと化粧水やアロエジェルを使用していました。
でも先生はいうのです。
「キレイに直したいのならお風呂と保湿剤はやめなさい。
今までもそれで治る患者さんは沢山みてきたから大丈夫」
という言葉を信じて脱風呂・脱保湿を決めたのです。
脱ステロイドのための脱風呂の意味とシャワー方法、注意点(写真あり)
脱風呂というと、何だか不潔そうなイメージがありますが、
シャワーを浴びないとベタベタ感と浸出液からの匂いに耐えられなかったので
シャワーだけは浴びていました。
それでも脱風呂する意味は十分にあったと思います。
(本当はシャワーも浴びなくて良いと言われましたが
それでは会社にいけないし、痒みもひどかったので私は浴びていました)
脱風呂の意味は浸出液期間の早送りと新しい皮膚の醸成
実はそれまでお風呂の中で温まるたびに
身体中の皮膚が向け落ちて湯船には皮膚が浮き、
湯上りの皮膚はつるんとしていました。

一見良さそうに見えますが、
その後しばらくは浸出液が出続け、Tシャツを何度も変える必要があったのです。
湯船に長くつかることをやめたことで、あることに気がつきました。
湯船につかるたびに、新しい皮膚が厚くならないうちにどんどん剥けていくことで
皮膚が薄く赤くなっていっていたのです。
シャワーだけにした効果で剥ける皮の量が減り、皮膚の上に残るようになったことで、
新たな皮が育つようになり始めました。
また、新たな皮が育ってから剥けるようになってくると浸出液の量も減ってきます。
そして、お風呂の中にいる菌が粘膜に付着することも減るので、皮膚感染症予防にもなります。
正直、剥けきらない皮がたくさん残ることで、
見た目にはひどくなったように感じるかもしれません。
でも見えないところで皮膚が強くなっていく実感がありました。
では、皮膚を残すためにどんな風にシャワーを浴びていたかというと。
脱風呂中のシャワーは10分以内で泡洗い
今、CMなどで泡洗いと言われていますが、
あのCMが流れる前から、頭皮も身体も泡立てネットで泡だてて泡洗いをしていました。

では、どんなシャワーの浴び方をしていたかと言うとこんな感じ。
- 洗髪と石鹸洗いは2日に1度。
- 洗わない日はぬるめのシャワーを全身に浴びて浸出液の臭いを軽く落とす
- 石鹸洗いの石鹸は弱酸性の固形石鹸を利用する
- 石鹸洗いをする時は先ずは泡だてネットで洗面器などに泡立てためておく
- 頭に泡をつけ手のヒラでポフポフと軽く空気を送り込みながら全体に泡を行き渡らせる
- 頭に泡を残したまま、体に泡をポフポフと空気を送り込むように乗せていく
- 決して擦らず泡だらけのまま少し待つ(ポフポフとするくらいならOK)
- 擦らないように全体をぬる目のシャワーでしっかり流す
- タオルもポフポフと軽く叩きながら拭き取る
- 水滴がなくなったらそのまま服を着る
えっと、ポフポフって出ていますが、なんて言うか、重なっているタオルに手を乗せる感じ…というか。。。
泡をなじませるだけなんですよね。
それで汚れ落ちるの?!と思うかもしれませんが、
昔から泡洗顔してきて思うのは、泡は乗せているだけで結構キレイになります。
(乾いて固まった浸出液は落ちないけれど、それはそれでOK)
また、石鹸はほとんどがアルカリ性ですが、
アルカリ性の石鹸は油分を落とし過ぎる上にしみます。
なので弱酸性のよけいな成分の少ない固形石鹸がオススメです。
市販されているものですと、このあたりでしょうか。
(リンク先はアマゾンです)
私は脱ステ前から友人から購入した石鹸を利用していましたが、
身体に合えば何を使っても良いと思います。
石鹸の泡だて方に注意!
泡だてネットでゴシゴシと必死に泡だてていたら
ネットの刺激であまり症状のなかった手のひらに湿疹が!
石鹸を泡立てるときも揉み込んだりこすりながら泡立てるのではなく
ポフポフと空気を送り込むように泡立てると早くキレイに泡立ちます。
洗顔泡立て器もありますが、固形石鹸派の私には合わなかったです^^;
液体石鹸使うならやりやすいかもなので、アマゾンリンク乗せときますね。
髪はリンスしなくて大丈夫?!
とお思いの方も多いのでは。
正直、石鹸のみに変えたばかりの頃は多少キシキシしましたが、慣れます。
私はリンスを使う意味を感じなくなったので、今でも石鹸を泡だてています。

あと、多少髪は抜けて少なくなりましたが、生えてきてツンツンしてます(笑)
そして思ったよりも髪は痛みませんでした。
脱風呂のデメリットは冷え!脱ステ期間を減少させる冷え対策3選
脱ステ当初は私の症状の一つに、夏なのに震えるほどの冷えがありました。
そのため、お風呂に入れないのはとても辛かったです。
また、体内の老廃物は血流をよくすることで排出されやすくなり
結果、脱ステの期間も早めることができます。
なので、湯船につからなくても身体が温まるように色々工夫していました。
シャワー中は洗面器に足湯
もうね、足湯があるかないかだけでも全然違います!
また、震えの症状とは反対に、火照りの症状があるかたもいますが、火照りは上半身に起こり、下半身は冷えていることがほとんどです。
頭寒足熱という言葉がありますが、足元を温めて血流を促すことで
頭に温かい血液をとどまらせない効果もあるようです。
そのため、上半身はシャワーだけでも、せめて足先を循環する血液を温めることを意識して行いましょう。
湯たんぽでお尻・骨盤を温める
お尻って触ってみるとわかるのですが、脂肪が厚いためすごく冷たいです。
この周辺を血液が通ると一気に冷えるのも想像がつくと思います。
また、お腹周りには老廃物がたまりやすいです。
股関節や太ももとお尻の境目に症状が出る方も多いのではないでしょうか。
そのため、お尻周辺を1日に30分でいいので温めることをオススメします。
もちろん最初は温まって痒みを感じるかもしれませんが、それは血液が動き始めたということ。
低温やけどに気をつけてぜひやってみてください。
私は寝る前にも柔らかめの湯たんぽにぬる目のお湯を入れて、
お腹周りやお尻の下を温めていました。
オススメの湯たんぽのアマゾンリンク貼っておきますね。
- PROIDEA(プロイデア) 骨盤ゆたんぽ よもにん
これはずっと欲しいなと思いながら手に入れていなかったものです。
実は今でも欲しいので、冬になったら買おうと決めています。 - 三宅化学(TP-miyake) ホワイト 約1L シリコン 湯たんぽ 電子レンジ専用
電子レンジ専用とありますが、沸かしたお湯を入れても良いです。
私はシリコンタイプの先駆け、fashy社のお湯を入れるだけのタイプを利用していましたが、昨年夫が踏みつけてしまい破れてしまいました。
5〜6年お尻の下に敷きながら利用していたので割と丈夫です^^ - ANKIPO 充電式 ゆたんぽ 温度ディスプレイ付き
母が闘病中は病室で利用できる充電式湯たんぽもとても役立っていました。
私は電磁波が気になるタイプなのですが、気にならない方はこれいいと思います。
昔は湯たんぽってゴツゴツしてて扱いずらい印象でしたが、
今の湯たんぽは優秀です!ご存知ない方はこんなのあるんだぁ!!と若干感動するかもです(笑)
レッグウォーマーで足首を温める

これ、地味に良いです。夏場でもオススメしたいw
血液って末端へ向かって流れて、末端で折り返してくるのですが、
向かって折り返している間に冷えるんですよね。特に足先。
で、その途中を温めておくと、冷え感が全然違う!!!
特に夏は冷房で冷えた空気が下にたまるので、思った以上に冷えています。
なので、夏冬関係なく、ぜひレッグウォーマーは活用してみてください^^
オススメのレッグウォーマーのアマゾンリンク貼ります。
- kasane lab. 冷えとり 内側シルク外側コットンの二重編みレッグウォーマー
ほんとこのレッグウォーマーにはお世話になりました。
冷えにはシルクかなと。ヘビーローテーションしすぎて
穴が空いてるけど、家ではまだ使っています(笑) - TAKEFU 竹布 アーム&レッグウォーマー
最近、抗菌力が高くさらりとした竹布を使ったインナーをつけていて、かなり良いのです。そのため次は、少し高価ですがこれを買おうと狙っています^^
これらの他にも、しまむらなどで母が購入したウールやポリ性のものも
寒い日は職場でズボンやタイツの上から使っていました(笑)
ちなみに、女性の月経痛緩和にもオススメです!
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