手のひら側は水かき部分から指先までプチプチ水泡でいつも痒く、時には水泡が弾けてヒリヒリ痛い。
手の甲側は指先が関節ごとにパックリ割れ。指先へはストロングレベルのステロイドが欠かせない。
洗剤を変えても、手袋をしても、どんなに気をつけていても気づくとプチプチとパックリと。
私が手荒れと出会ったのは高校生のバイト時代。
様々なお薬を使ったり、良いと聞くハンドクリームを次から次へと使ってきたけれど、
手荒れが治ることはありませんでした。
脱ステのために病院へ通っていた時、
他の部分は良くなったけれど、手だけは治らないという患者さんからお話を聞いたこともありました。
(彼女は塩素がダメと話していました)
そのため、手荒れは治らないものなのかな…と思っていたのです。
それが、現在、素手で食器洗いをしようが、マスクを洗おうが、
全く手荒れしなくなっていることに驚きながらも、
治るんだ!ということを伝えたく、現状と、何をやってきたのかを記事にします。
手荒れの一番ひどい時期と現在の手の甲や指部分の変化
パックリ&ひび割れ手荒れの硬い指→手荒れのない柔らかい指 への変化写真
高校生の頃から常に水かき部分が痒く、いつもどこかが割れていて、気づいたら洋服に血がついていることも多くありました。
脱ステ前は、手荒れだけの写真は特に撮っていなかったので、脱ステ中の写真ですが、手の甲部分はここまで荒れるのは初めてでしたが、指部分は少し派手に割れたな…というくらいの感想。
痛いけれど慣れて麻痺していました。

改善していく途中では、皮膚は硬く爬虫類のようでした。

現在は、傷も癒え、皮膚も柔らかくなりました。
(黒いのは、日焼けのせいです…自分の手が黒すぎて引きましたw)

洗剤荒れしなくなる?!手荒れや手湿疹がなくなるということ
昔は手の内側も水かき部分や、関節と関節の間に水泡がプチプチとできていつも痒かったり、
掻きこわしてヒリヒリしていました。
指の腹がパックリ割れると泣くほど痛かったり…
そのため、以前は食器洗いはもちろん、少しの掃除にも手袋をすることが当たり前でした。
台所用手袋も、いつも同じものを使っていると、汗荒れ?のような状態ですぐに痒くなってしまうので、手袋の下に綿手袋をしたり、たくさん工夫して少し良くなっても、すぐに手荒れが始まる。
ここ数年は、使い捨ての手袋を使い、持ち歩いていました。
総務の仕事をしていた頃は、理事室へのお茶出しも多く、洗い物を全てほかの方に任せることもできず、無理して洗っていたけれど、やっぱり荒れてしまうのですよね。
コップ一個洗うくらい…それでもあとで痒くなる。
荒れない人もいるのに、なぜこんなに荒れてしまうのだろうと感じていました。
手荒れがなくなるということ
指先や手の甲から傷が消えても、しばらくは夫に任せて回避したり、
手袋をして恐る恐る洗い物をしていました。
そして、水を使うたびにすぐにハンドクリーム。
でも食事の準備などしていると、ずっと手袋をし続けている訳ではなく、
ちょこまかと出る洗い物にいちいち手袋をするのが面倒に感じて
少しの洗い物なら手袋せずに洗っていて気づいたのです。
「…あれ?痒くない?!」
最初のうちは、それでも乾いてしまう気がしてハンドクリームを欠かさなかったけれど、
今では洗い物の後にハンドクリームを忘れてしまうくらいになんともないのです。
アトピーじゃなくても手荒れの人ってたくさんいるので、
正直、手荒れのほうがよほど手強いものなのではと思い込んでいました。
ですが、アトピーの改善に取り組みながら、いつしか手荒れも治り、強いステロイドも、
ハンドクリームすらも必需品では無くなっていました。
そして、それはとってもラク!
今までは、実家での洗い物は洗剤の強さからほとんどできなくて、父や夫にお願いしてきました。
自分でできずに申し訳ないなと思っていたのですが、
手荒れの心配がなくなると、どんな洗剤を使っているかもあまり気にならず、
誰かにお願いせずとも積極的に台所に立てることが嬉しく堂々と洗い物ができます。
手荒れをしないということが、こんなにもラクなんだ!
今まで気づかなかった、誰かにお願いしたり、水やお湯を使う恐怖は、
心に大きな負担だったのだとよくわかったのです。
なぜ辛い手荒れがなくなったのか?
それではなぜ手荒れがなくなったのか?
脱ステを始めてから特に、手や腕の湿疹が最後まで残っていたため、
手や腕のためにしていたことがあります。
次のページでは、私が手のためにやってきたことをご紹介します。